目次
tar.gz
パッケージから Unix
に似たほかのシステムにインストールするこの章では MySQL の取得とインストールについて説明します。最初の手順の概要を、後半の項で詳細を説明します。MySQL を最初にインストールするのではなく、現行の MySQL を新しいベージョンにアップグレードするには、項2.12.1. 「MySQL のアップグレード」 を参照してください。アップグレード前に考慮すべき問題点およびアップグレードの手順に関する情報を網羅しています。
MySQL を別のデータベースシステムから移行する場合には MySQL 5.1 FAQ — Migration を参照してください。この資料に中には、移行の問題に関する質問に対する解答が含まれています。
プラットフォームで MySQL が動作するかどうか、およびサポートされているかどうかを判定します。 すべてのプラットフォームが等しく MySQL の実行に適しているとはかぎりません。また、MySQL が動作することが知られているプラットフォームでも、米国 Sun Microsystems, Inc. が公式にサポートしているとはかぎりません。
MySQL Enterprise Server の場合、公式にサポートされているプラットフォームが http://www-jp.mysql.com/support/supportedplatforms/enterprise.html に一覧されています。
MySQL Community Server は 項2.1.1. 「MySQL Community Server がサポートしているオペレーティングシステム」 の一覧にあるプラットフォームで動作します。
インストールする配布版を選択します。 いくつかのバージョンの MySQL を利用することができ、そのほとんどはいくつかの配布フォーマットで利用できます。バイナリ (コンパイル済み) プログラムあるいはソースコードを含むパッケージを選択できます。疑問がある場合にはバイナリの配布版が無難です。弊社ではまた弊社の最新の開発に興味があり、新しいコードのテストにご協力頂ける方にソースを公開しています。どのバージョンのどの配布版を選択したらよいかは 項2.1.2. 「インストールする MySQL 配布版の選択」 をご覧ください。
インストールする配布版をダウンロードします。
手順については、項2.1.3. 「MySQL の取得方法」
を参照してください。配布版の品質を確認するには、項2.1.4. 「MD5 チェックサムあるいは
GnuPG
を用いたパッケージの品質の検証」
の説明を参照してください。
配布版をインストールします。 バイナリの配布版から MySQL をインストールするには、項2.2. 「バイナリの配布を使用した標準 MySQL のインストール」の手順を使用します。MySQL をソースの配布版からインストールする、あるいは現在の開発版からインストールするかは、項2.10. 「ソースの配布を使用した MySQL のインストール」 を参照してください。
インストールで問題がありましたら、項2.13. 「オペレーティングシステムに特化した注釈」 をご覧ください。特定のプラットフォームに関する問題の解決法を載せてあります。
インストール後の必要なセットアップを実行します。 MySQL のインストール後に、項2.11. 「インストール後の設定とテスト」をご覧ください。この項では MySQL の動作検証に関する重要な情報を提供します。また、最初の MySQL ユーザーアカウントにはパスワードがないため、パスワードを割り当てて MySQL をセキュリティー保護する方法についても説明します。この項はバイナリおよびソース配布双方の MySQL のインストールを網羅しています。
MySQL のベンチマークスクリプトの実行を希望される場合、Perl の MySQL サポートが必要になります。項2.15. 「Perl のインストールに関する注釈」 を参照してください。