Query Analyzer で提供される情報は複雑ですが、MySQL クライアントアプリケーションに合わせてターゲットを絞り、問題の解決に利用できます。情報は、クエリまたはサーバ、あるいはその両方における問題を検出するために、さまざまな方法で使用できます。Query Analyzer インターフェースを最大限利用する方法について、および Query Analyzer システムで表示される情報に基づいてさまざまなクエリや問題を特定する方法についてのヒントを次にいくつか示します。
まず、クエリごとに個々のカラムで提供される情報に注目します。特に、次のカラムでは、クエリやデータベースサーバにおける特定の問題が強調されます。
実行カウント — 実行回数が多い場合、特に、頻繁には実行されないと思われるクエリでは、MySQL クライアントアプリケーションが簡単なクエリを頻繁に実行しているか、または別の方法でキャッシュに入れられるクエリを複数回実行している可能性があります。この場合、通常の実行率に比べ、短期間で実行回数が大きく増加しているクエリに注意する必要があります。
特定方法: ソート機能を使用して、実行回数によりクエリをソートします。
新規クエリ — 「Query Analyzer」タブに表示される新しいクエリは、特に、他のクエリが数時間または数日表示された後で表示される場合、いくつかの問題を示していることがあります。
実行時間 — 実行時間が長い場合、および平均実行時間と比較して最大実行時間が長い場合、特定のクエリおよび特定のパラメータで問題が発生している可能性があります。
特定方法: ソート機能を使用して、実行回数によりクエリをソートします。
また、フィルタリングおよびソートオプションを使用して、問題が発生している可能性があるクエリに関する特定の情報を取得することもできます。