MySQL Enterprise Dashboard では相関グラフがサポートされており、サーバ負荷、スレッドの統計情報、RAM 使用率などの実行パラメータをグラフ化し、その時点で監視対象サーバによって実行されているクエリと比較できるようになっています。
相関グラフは次の 2 つの方法で使用できます。
「Monitor」の「概要」タブ内または MySQL Enterprise Dashboard. の「Graphs」タブ内で、表示されたグラフの領域をドラッグして選択します。これら 2 つのタブのどちらかを使用する場合、表示されたグラフの任意の領域をドラッグして選択できます。表示が「Query Analyzer」タブに変わり、対応する部分を拡大したグラフと、選択した期間中に実行されていた関連するクエリが表示されます。
「Query Analyzer」タブ内で表示するグラフを選択できます。「Graph」セクションを開き、ポップアップリストを使用して、表示するグラフを選択します。この例を 図 9.7. 「MySQL Enterprise Dashboard: 相関グラフ」に示します。
相関グラフの使用中にグラフ内の領域を選択すると、クエリのフィルタ選択で開始時間と終了時間が設定されます。「クエリタイプ」などのほかのフィルタオプションと組み合わせて、確認するクエリを絞り込むことができます。
この方法でグラフを使用する場合は、開始点を選択してクリックし、ボタンを押しながらドラッグして領域を選択することで、クエリ表示の時間範囲を設定します。領域を選択していくにつれ、選択した時間範囲がグラフの上に表示されます。
「Zoom」ラベルの横にあるリンクを使用して、表示されたグラフを明示的に拡大および縮小することもできます。グラフの 1 時間だけを表示することも、最大 2 日までのより広い範囲を表示することもできます。常に、グラフ上で青く強調表示された領域が、解析されるクエリのリストで実際に選択されている日付/時刻の範囲です。
クエリのフィルタリングの詳細については、項9.4. 「Query Analyzer データのフィルタリング」を参照してください。