通常、エージェントは、監視する MySQL サーバと同じマシンで実行します。しかし、これは必須条件ではありません。使用できるエージェントがないオペレーティングシステムで実行している MySQL サーバを監視する場合、その MySQL サーバをホストするマシンとは別のマシンにエージェントをインストールできます。
エージェントをインストールしてリモートマシンの
MySQL
サーバを監視するプロセスは、項2.3. 「Monitor Agent のインストール」で説明されているプロセスと同じです。この手順に従う場合、MySQL Enterprise Service Manager
および MySQL サーバの IP
アドレスまたはホスト名を正しく設定するように注意してください。エージェントが
MySQL
サーバと同じマシンで実行していないため、デフォルトの
localhost
は使用できません。
また、localhost
とは別のホストから MySQL
サーバにログインする権利をエージェントに付与し、MySQL
サーバにより使用されるポート(通常、3306
)をリモートアクセス用に開く必要があります。エージェントで必要なデータベース証明書の詳細については、項2.3.1. 「Monitor Agent の MySQL ユーザアカウントの作成」を参照してください。
エージェントは、MySQL Enterprise Service Manager
にログインできなければなりません。このとき、通常は
18080
ポートが使用されます。適切なポートが開いていることを確認してください。
リモートマシンから MySQL
サーバを監視すると、ダッシュボードでの情報表示に影響を与えます。OS
および CPU
情報は、監視対象のサーバをホストするマシンではなく、エージェントが実行するマシンに適用されます。詳細については、MySQL Enterprise Dashboardを参照してください。
サブスクリプションレベルによりレプリケーションの自動検出が許可されている場合、レプリケーションスレーブおよびマスタのリモート監視は実行しないでください。検出が正常に機能するには、監視するサーバと同じマシンに、エージェントがインストールされている必要があります。詳細については、章 10. レプリケーションページを参照してください。