初心者にとって、使いやすいスタートアップオプションは--safe-updates
(あるいは同じ効果のある--i-am-a-dummy
)です。これはDELETE
FROM
ステートメントを発行したが、tbl_name
WHERE
節を忘れてしまった場合に便利です。通常、このようなステートメントはテーブルから全ての行を消去します。--safe-updates
では、行を表すキー値をとくていすることで飲み、行を消去することができます。これにより、間違いや事故を予防します。
--safe-updates
オプションを使用するとき、mysqlはMySQLサーバに接続した際以下のステートメントを
発行します。
SET SQL_SAFE_UPDATES=1,SQL_SELECT_LIMIT=1000, SQL_MAX_JOIN_SIZE=1000000;
詳しくはこちらをを参照してください項12.5.3. 「SET
構文」。
SET
ステートメントには以下の効果があります。
UPDATE
やDELETE
ステートメントは、WHERE
節内でキー制限を特定するか、LIMIT
節を提供するか(あるいは両方)しないかぎり、実行は許容されません。例:
UPDATEtbl_name
SETnot_key_column
=val
WHEREkey_column
=val
; UPDATEtbl_name
SETnot_key_column
=val
LIMIT 1;
サーバは全ての大きいSELECT
結果を1,000行に限定します。ただし、ステートメントにLIMIT
節が含まれていない場合にのみです。
サーバは、1,000,000の行コンビネーションをチェックしかなければいけない、複数テーブルSELECT
ステートメントをアボートします。
1,000
と1,000,000以外の制限を特定するには、--select_limit
と--max_join_size
オプションを使用することでデフォルトを重ね処理することができあます。
shell> mysql --safe-updates --select_limit=500 --max_join_size=10000