mysql は次のオプションをサポートします。
ヘルプ メッセージを表示し、閉じます。
自動リハッシュを有効化します。このオプションはデフォルトではオンに設定されており、テーブル・カラム名の終了を可能にしています。リハッシュを無効化するには、--skip-auto-rehash
を使用してください。これによりmysqlの起動が早くなりますが、テーブル・カラム名を終了させたい場合、rehash
コマンドを発行しなければいけません。
タブとして、カラムセパレータを使用することで、各行が新しいライン上に配置されるように、結果をプリントします。このオプションでは、mysqlはヒストリファイルを使用しません。
キャラクタ セットがインストールされるディレクトリです。項4.10.1. 「データおよびソート用キャラクタ セット」 を参照してください。
結果にカラム名を記述します。
双方が圧縮をサポートしている場合、クライアント・サーバ間で行きかう情報を全て圧縮します。
--database=
,
db_name
-D
db_name
使用されるべきデータベースです。これは基本的には、オプションファイルで便利です。
--debug[=
,
debug_options
]-#
[
debug_options
]
デバッグのログを書き込みます。debug_options
文字列は大抵
'd:t:o,
.file_name
'
になります。'd:t:o,/tmp/mysql.trace'
がデフォルトになります。
プログラムが閉じるときに、デバッグ情報をプリントします。
--default-character-set=
charset_name
charset_name
をデフォルトキャラクタセットとして使用します。項4.10.1. 「データおよびソート用キャラクタ セット」
を参照してください。
ステートメントデリミタをセットします。デフォルトはセミコロン(‘;
’)キャラクタになります。
--execute=
,
statement
-e
statement
ステートメントを実行し、やめます。デフォルトの出力フォーマットは、--batch
で生成されるものと類似しています。例については、項3.3.1. 「コマンドラインにおけるオプションの使用」
をご参照してください。
SQLエラーが発生しても続けます。
--host=
,
host_name
-h
host_name
与えられたホスト上でMySQLサーバに接続します。
HTML出力を生成します。
ファンクション名の後のスペースを無視します。これの効果はIGNORE_SPACE
SQLモード(項4.2.6. 「SQL モード」を参照してください)のディスカッションで記述されています。
エラーの際ライン番号を書き出します。--skip-line-numbers
を使用することで無効化することができます。
LOAD DATA
INFILE
上でLOCAL
能力を有効化・無効化する。値がない場合、オプションはLOCAL
を有効化します。オプションはLOCAL
を明示的に有効化・無効化するため、--local-infile=0
か--local-infile=1
として提供されている場合があります。LOCAL
を有効化しても、サーバがサポートしていない場合、効果はありません。.
名をつけられているmysqlコマンドを有効化します。ショートフォーマットコマンドだけでなく、ロングフォーマットコマンドも許容されています。例えば、quit
と\q
は両方認識されます。名前つきコマンドを無効化するには、--skip-named-commands
を使用してください。項7.7.2. 「mysql Commands」
を参照してください。
-skip-auto-rehash
の反対のフォーム。--auto-rehash
の説明を参照してください。
エラー音を発生させません。
名前のついたコマンドを無効化します。\*
フォームか、名前のついたコマンドはセミコロン(‘;
’)で終わる行の始めのみで使用してください。
mysqlはデフォルトでenabledこのオプションで起動します。ただし、このオプションを使用しても、ロングフォーマットコマンドは最初の行から効果を発揮します。項7.7.2. 「mysql Commands」
を参照してください。
--skip-pager
の反対のフォーム。--pager
オプションを参照してください。
アウトプットをファイルへコピーしません。項7.7.2. 「mysql Commands」, discusses tee files further.
コマンドライン上で名づけられたデフォルトのデータベースのステートメント以外を無視します。これは他のバイナリログ内のデータベースの更新をスキップする場合に便利です。
ページングクエリ出力にこのコマンドを使用してください。このコマンドが取り除かれている場合、ページングのデフォルトはPAGER
環境変数の値となります。有効なページングはless、more、cat
[>
filename]等などです。このオプションはUnix上でしか作動しません。バッチモードでは作動しません。ページングを無効化するには、--skip-pager
を使用してください。項7.7.2. 「mysql Commands」,
には出力ページングの詳細説明があります。
--password[=
,
password
]-p[
password
]
サーバに接続する際使用するパスワードです。ショートオプションフォーム(-p
)を使用した場合、オプションとパスワードの間にスペースを置くことはできません。コマンドライン上で--password
あるいは-p
に続くオプションからpassword
値を取り除いた場合、パスワード値を求められます。
コマンドライン上でのパスワードの特定は安全ではありません。項4.8.6. 「パスワードのセキュリティ」 を参照してください。
コネクションに使用するTCP/IPポート番号です。
プロンプトを特定のフォーマットにセットします。そのデフォルトはmysql>
です。プロンプト内で存在しえる特別なシーケンスは、項7.7.2. 「mysql Commands」で紹介されています。
--protocol={TCP|SOCKET|PIPE|MEMORY}
使用するべき接続プロトコルです。
各クエリ結果をキャッシュせず、受け取ったとおりに各行をプリントします。出力が遅延された場合、サーバのスピードを下げることがあります。このオプションでは、mysqlはヒストリファイルを使用しません。
エスケプ変換なしでカラム値を書きます。主に--batch
オプションと併用されます。
サーバとの接続が失われたとき、再接続を自動的に試みます。接続が失われるたびに一度再接続が試みられます。再接続行為を抑制するには、--skip-reconnect
を使用してください。
--safe-updates
,
--i-am-a-dummy
, -U
キー値を使用してどの行を改良するか特定する、UPDATE
やDELETE
ステートメントを許容する。このオプションをオプションファイル内でセットした場合、--safe-updates
をコマンドライン上で使用することで重ね処理することができます。これらのオプションについては、項7.7.5. 「mysqlヒント」
をご参照してください。
古い(4.1.1以前)フォーマットでサーバへパスワードを送りません。接続を新しいパスワードフォーマットを使用するサーバに限定します。
警告が存在する場合、各ステートメント後に表示させます。このオプションはインタラクティブとバッチモードにのみ対応しています。
SIGINT
シグナルを無視します(Control-Cを押すことで現れる主な結果)。
サイレントモード。出力生成を少なくします。このオプションをさらに少ない出力を生成するために複数回提供することができます。
結果にカラム名を記述しません。
エラーの際ライン番号を書き出しません。エラーメッセージを含む結果ファイルを比較したい場合に便利です。
localhost
の接続用に使用する、ユニックスではソケットファイル、Windowsでは使用する名づけられたパイプ。
--ssl
で始まるオプションは、SSLを介してサーバに接続し、SSL
キーや証明の場所を明示するか否かを指定します。項4.8.7.3. 「SSL コマンド オプション」
を参照してください。
出力をテーブルフォーマットで評します。インタラクティブの場合これがデフォルトになりますが、テーブル出力をバッチモードで生成するのに使用することもできます。
ファイル上で出力の複製をアペンドします。このオプションはバッチモードでは作動しません。項7.7.2. 「mysql Commands」でteeファイルの説明を記述しています。
各クエリ後にバッファをフラッシュします。
--user=
,
user_name
-u
user_name
サーバに接続する際使用するMySQLユーザ名です。
Verbose
モードプログラムの動作についてさらに出力を生成します。このオプションをさらに多くの出力を生成するために複数回提供することができます。(例えば、-v
-v
-v
はバッチモードでもテーブル出力フォーマットを生成します。)
バージョン情報を表示し、閉じます。
クエリ出力行を縦にプリントします。(カラム値ごとに一行)。このオプションを使用しない場合、\G
で消去することで個々のステートメントの縦の出力を特定することができます。
接続ができない場合、アボートせずに休止してから再トライします。
XML出力を生成します。
注:MySQL
5.1.12以前では、カラム内にNULL
値を含むカラムと文字列リテラルをカラム内に含む'NULL'
では、出力に違いは在りませんでした。双方とも、以下のように表現されていました。
<field name="column_name
">NULL</field>
MySQL
5.1.12に始まり、--xml
がmysqlと使用されたときの出力はmysqldump
--xml
の出力とマッチします。.マニュアルのセクションを参照してください。mysqldumpの詳細について、--xml
オプションが紹介されています。
--
構文を使用することで以下の構文をセットすることができます。
var_name
=value
接続タイムアウトまでの秒数。(そのデフォルトは0
です。)
サーバから送・受信される最大パケット長。(そのデフォルト値はは16MBです。)
自動的に設定される--safe-updates
使用時の結合内にある行のリミットです。(そのデフォルト値は1,000,000です。)
TCP/IPとソケット通信のバッファサイズ。(そのデフォルト値はは16KBです。)
自動的に設定される--safe-updates
使用時のSELECT
ステートメントのリミットです。(そのデフォルト値は1,000です。)
--set-variable=
or var_name
=value
-O
構文を使用することで、変数をセットすることも可能です。構文は反対語となっています。.
var_name
=value
Unixでは、mysqlクライアントはヒストリファイルに実行されたステートメントのレコードを書きます。デフォルトによりそのヒストリファイルは.mysql_history
と名づけられており、ホームディレクトリ内で作成されます。異なるファイルを特定したい場合、MYSQL_HISTFILE
環境変数値をセットしてください。
ヒストリファイルを保持したくない場合、まず.mysql_history
が存在する場合消去し、以下の手段を用いてください。
MYSQL_HISTFILE
変数を/dev/null
にセットしてください。ログインするたびにこのセッティングが効果を表すようにするには、このセッティングをシェルのスタートアップファイルのいずれかに置いてください。
.mysql_history
を/dev/null
に対してのシンボリックリンクとして作成してください。
shell> ln -s /dev/null $HOME/.mysql_history
これは一度だけ実行すれば事足ります。