現在利用できる Connector/ODBC には 2 バージョンあります。
現在テスト段階にある Connector/ODBC 5.0 は、Connector/ODBC 3.51 ドライバの機能を拡大し、ストアド プロシージャやビューを含む、MySQL 5.0 server releas の機能の完全サポートを組み込むべくデザインされています。Connector/ODBC 3.51 を使用しているアプリケーションであれば Connector/ODBC 5.0 にも対応し、同時に Connector/ODBC 5.0 の新機能も利用できます。Connector/ODBC 5.0 ドライバの特性や機能は現在のところ、本ガイドには記載されていません。
Connector/ODBC 3.51 は 32-bit ODBC ドライバ の現行リリースで、MySQL ODBC 3.51 ドライバとしても知られています。このバージョンは、旧 Connector/ODBC 2.50 よりも拡大された機能を備えています。ODBC の MySQL へのアクセス機能を全て引き続き提供するため、ODBC 3.5x 規格レベル 1 ( 完全なコア API + レベル 2 機能 ) に対応しています。
MyODBC 2.50 は、ODBC 2.50 規格レベル 0 ( レベル 1 および 2 の機能を装備 ) を基にした MySQl AB の 32-bit ODBC ドライバの前バージョンです。MyODBC 2.50 ドライバの情報は、比較目的のみのために本ガイドに記載されています。
このセクション以降、このガイドの主要焦点は Connector/ODBC 3.51 ドライバについてになります。MyODBC 2.50 ドライバの詳細資料は、該当バージョンのインストール パッケージに含まれています。2.50 バージョンのみに影響する個別問題 ( エラーまたは既知の問題 ) があれば、参考として本資料に記載されている場合もあります。
MySQL 製品のバージョン ナンバーは X.X.X というように構成されています。しかし、Windows ツール ( コントロールパネル、プロパティ表示 ) では、バージョン ナンバーが XX.XX.XX. と表示されることがあります。例えば、MySQL の正式なバージョン ナンバーである 5.0.9 が、Windows ツールでは 5.00.09 と表示される場合があります。これは単にナンバーが異なって表示されるだけであり、バージョンそのものに違いはありません。