クライアントにコンパイルしたネットワーク インタフェースとは異なる (以外の) ネットワーク インタフェースを使用している MySQL サーバに、そのクライアントから接続するには、次のいずれかの方法を使用します。
クライアントを以下のいずれかで開始する。
--host=
を使用して
TCP/IP経由でリモートホストに接続する。
host_name
--port=port_number
--host=127.0.0.1
--port=
を使用して TCP/IP
経由でローカルサーバに接続する。
port_number
--host=localhost
--socket=
を使用してUnixソケットファイルまたはWindows名前付きパイプ経由で接続する。
file_name
MySQL 4.1 から、TCP/IP 経由で接続する場合は
--protocol=tcp
を、Unix
ソケットを使用する場合は
--protocol=socket
を、名前付きパイプを使用する場合は
--protocol=pipe
を、共有メモリを使用する場合には
--protocol=memory
を指定して、クライアントを開始する。TCP/IP
接続では、--host
オプションと
--port
オプションを指定することが必要な場合もある。他の接続タイプでは、場合によっては、--socket
オプションで、Unix
ソケットファイルまたはWindows
名前付きパイプ名を指定したり、--shared-memory-base-name
オプションで共有メモリ名を指定することが必要になる。
共有ファイルを使用した接続は Windows
だけで可能。
Unix
では、クライアントを起動する前に、MYSQL_UNIX_PORT
環境変数と MYSQL_TCP_PORT
環境変数を設定して、Unix ソケットおよび
TCP/IP
ポート番号を指定する。特定のソケットファイルまたはポートを永続的に使用する場合、これらの環境変数を設定するコマンドを
.login
ファイルに置いて、ログインごとにこれらの環境変数を適用するようにできる。
詳細は 項2.14. 「環境変数」
を参照のこと。
オプション ファイルの [client]
グループに、デフォルトソケットファイルと
TCP/IP ポートを指定する。たとえば、Windows
では C:\my.cnf
を、Unix
ではホームディレクトリの
.my.cnf
ファイルを使用できる。詳細は
項3.3.2. 「オプションファイルの使用」 を参照のこと。
C
プログラムでは、ポートまたはソケット引数を
mysql_real_connect()
の呼び出しで指定できる。また、mysql_options()
を呼び出して、プログラムにオプション
ファイルを読み取らせることもできる。詳細は、項23.2.3. 「C API機能の説明」
を参照のこと。
Perl の DBD::mysql
モジュールを使用している場合、MySQL
オプション
ファイルからオプションを読み取ることができる。次に例を示す。
$dsn = "DBI:mysql:test;mysql_read_default_group=client;" . "mysql_read_default_file=/usr/local/mysql/data/my.cnf"; $dbh = DBI->connect($dsn, $user, $password);
配列照合に関する詳細は 項23.4. 「MySQL Perl API」 を参照してください。
他のプログラミング インターフェースでも、オプション ファイル読み込みに関する同様の機能を提供していることがあります。