Windows 上では InnoDB
はいつもデータベースとテーブル名を小文字で内部的に格納します。データベースを
Unix から Windows に、または Windows から Unix
にバイナリ
フォーマットで移動するには、全てのテーブルとデータベース名を小文字で持つ必要があります。これを行う簡単な方法は、データベースやテーブルを作成する前に
my.cnf
や my.ini
ファイルの [mysqld]
セクションに次のラインを追加する事です:
[mysqld] lower_case_table_names=1
MyISAM
データ
ファイルのように、InnoDB
データとログ
ファイルは同じ浮動小数点数フォーマットを持つ全てのプラットフォーム上でバイナリ互換性があります。
項13.5.8. 「InnoDB
データベースのバックアップと復旧」
内にリストされている、全ての関連のあるファイルをコピーするだけで
InnoDB
データベースを移動する事ができます。もし浮動小数点フォーマットが異なってても、テーブル内で
FLOAT
か DOUBLE
データタイプを利用していなければ、手順は同じです:関連のあるファイルをコピーしてください。もしフォーマットが異なりテーブルが浮動小数点データを含んでいたら、1つのマシン上でテーブルをダンプする為に
mysqldump
を利用し、そして別のマシンにダンプ
ファイルをインポートしなければいけません。
性能を向上させる為のひとつの方法は、インポート トランザクションが生成する大きいロールバック セグメントの為にテーブルスペースが充分な領域を持っていると仮定して、データをインポートする時に自動コミットモードをオフにする事です。テーブル全体か、テーブルのセグメントをインポートした後にコミットを行ってください。