注意 :このセクションは、当社の新しいコードのテストに協力していただける場合にのみお読みください。単に MySQL を立ち上げてお客様のシステムを運用する場合には、標準のディストリビューション (バイナリあるいはソースのディストリビューション) を使用されるようお願いします。
最新の開発ソース
ツリーを取得するには、BitKeeper
が手元にない場合は最初にダウンロードし、BitKeeper
のフリークライアントをインストールします。クライアントは
http://www.bitmover.com/bk-client2.0.shar
から入手できます。BitKeeper
フリークライアントをビルドするには
gcc
と make
、および
BitKeeper フリークライアントを使用するには
patch と tar
が必要です。BitKeeper
フリークライアントの旧 1.1
バージョンは動作しませんのでご留意ください
!
Unix に BitKeeper クライアントをインストールするには、以下のコマンドを使用します。
shell>/bin/sh bk-client2.0.shar
shell>cd bk-client2.0
shell>make
cc を取得すると:command not found
エラーが表示されたら、make
を実行する前に以下のコマンドを実行します。
shell> make CC=gcc
上記のステップでユーティリティ bkf が作成されます。それが BitKeeper フリークライアントです。BitKeeper フリークライアントをメインのクライアントと同じように使用できます。bkf に関する詳細は、以下を使用します。
shell> bkf --help
BitKeeper クライアントを Windows にインストールするには、以下の説明書を使用します。
Cygwin を http://cygwin.com からダウンロードしてインストールします。
patch、tar、gcc
および make が Cygwin
でインストールされていることを確認します。.各コマンドに
which gcc
を発行してこれをテストします。必要なツールがインストールされていない場合、Cygwin
のパッケージ
マネージャを実行して、必要なツールを選択してインストールします。
BitKeeper フリークライアントのインストールには、上記の Unix と同じようなインストールを行います。
BitKeeper フリークライアントの出荷にはソースコードが同梱されています。そのフリークライアントで利用できる説明資料はそのソースコードのみです。
BitKeeper クライアントをインストールすると、MySQL 開発ソースのツリーにアクセスできます。
使用するディレクトリにロケーションを変更し、以下のコマンドを使用して MySQL 5.1 バージョンのローカルのコピーを取ります。
shell> bkf clone bk://mysql.bkbits.net/mysql-5.1 mysql-5.1
上記の例で、ソースツリーが現在のディレクトリの
mysql-5.1/
のサブディレクトリに設定されます。
ソースツリーの最初のダウンロードは、接続の速度によって多少時間がかかります。気長にお待ちください。
次のステップのコマンドを実行するには GNU make、autoconf 2.58 (あるいはそれ以降)、automake 1.8、libtool 1.5、およびm4 が必要です。オペレーティング システムの多くはそれぞれの make の実装を備えているとはいえ、予想外のエラーメッセージでコンパイルに失敗する確率は高いといえます。ですから、GNU make (gmake の名前の時もある) を使用することを強くお勧めします。
幸運にも、多くのオペレーティング システムは GNU toolchain を実装しているか、あるいはこれらをインストールできるパッケージを提供しています。ほとんどの場合、それらは以下のロケーションからダウンロードすることもできます。
MySQL 5.1 を設定するには、GNU bison も必要です。できる限り最初バージョンの bison を使用してください。バージョン 1.75 とバージョン 2.1 は動作確認が取れています。bison 1.875 には問題があることが報告されています。問題に遭遇したら、以前のバージョンよりは最近のバージョンにアップグレードするほうがよいでしょう。bison 1.75 以前のバージョンではこのエラーあるかも知れません。
sql_yacc.yy:#####: fatal error: maximum table size (32767) exceeded
注:テーブルの最大サイズを実際には超えていなくても、bison の旧バージョンのバグでエラーが発生します。
以下の例はソースツリーの設定に必要な一般的なコマンドを示したものです。最初の
cd
コマンドはロケーションをツリーの一番上のレベルに変更し、mysql-5.1
を適切なディレクトリ名に置き換えます。2
番目の行は (storage/innobase
用)
は MySQL 5.1.12
以前のバージョンにのみ必要です。.
shell>cd mysql-5.1
shell>(cd storage/innobase; autoreconf --force --install)
shell>autoreconf --force --install
shell>./configure # Add your favorite options here
shell>make
あるいは BUILD/autorun.sh を以下のコマンドのシーケンスとして使用できます。
shell>aclocal; autoheader
shell>libtoolize --automake --force
shell>automake --force --add-missing; autoconf
shell>(cd storage/innobase; aclocal; autoheader; autoconf; automake)
ディレクトリを storage/innobase
ディレクトリに変更するコマンドラインは
InnoDB
ストレージ
エンジンの設定に使用されます。InnoDB
のサポートが必要ない場合にはこの行を削除できます。
注:MySQL 5.1
以降では、ストレージ
エンジン専用のコードは
storage
ディレクトリに移動されています。例えば、InnoDB
コードは現在 storage/innobase
にあり NDBCluster
コードは
storage/ndb
にあります。
このステージで予想外の問題が発生した場合には、libtool が間違いなくインストールされているか確認します。
弊社の標準設定のスクリプト一覧は
BUILD/
サブディレクトリにあります。BUILD/compile-pentium-debug
スクリプトを使用するほうが上述の shell
コマンドよりも使い勝手がいいことがお分かりかと思います。異なるアーキテクチャでのコンパイルでは、Pentium
専用のフラグを削除してスクリプトを変更します。
ビルドが終了したら、make
install
を実行します。この実行は量産マシンでは注意してください。そのコマンドによって実際のリリースのインストールがオーバーライドされる場合があります。MySQL
を別にインストールしている場合には、./configure
を
--prefix
、--with-tcp-port
、および
--unix-socket-path
オプションに対して量産サーバに使用した値と異なる値で実行することをお勧めします。
インストールしたら色々試し新機能をクラッシュさせてみてください。make test の実行から始めてみてください。項25.1.2. 「MySQL Test Suite」 参照。
make
段階になっても、ディストリビューションのコンパイルができない場合は、項1.7. 「質問またはバグの報告」
の説明に従ってその問題を弊社のバグ
データベースに入力お願いします。.必要な
GNU
のツールの最新バージョンをインストールして、弊社の設定ファイルの処理中にクラッシュする場合には、その件も併せてご連絡お願いします。しかし、aclocal
を実行して command not found
エラーが発生した場合あるいは同様の問題が発生した場合には、レポートしないでください。その代わり、必要なすべてのツールがインストールされ
shell がパスを見つけられるように
PATH
変数が正しく設定されているか確認してください。
ソースツリーを取得するためにレポジトリを最初に bkf でコピーしたら、pull オプションを使用して定期的にローカルのコピーを更新する必要があります。レポジトリ設定後にこれを行う時には、以下のコマンドを使用します。
shell> bkf pull
ツリーの変更セットのコマンドを
changes
オプション使用して
bkf
を実行すると確認できます。
shell> bkf changes
次の bkf pull
と一緒に使用する変更リストを取得するには
shell> bkf changes -R
特定の変更セット (CSETID
)
のパッチ
ファイルを取得するには、以下を使用
shell> bkf changes -vvrCSETID
疑問に思う diffs
あるいはコードが表示された場合には、MySQL
internals
メーリング
リストにいつでもメールしてください。項1.6.1. 「MySQL メーリング リスト」
参照。また、何でもいいですから何かよいアイデアが浮かんだ場合には、パッチと一緒にメールを上記のメーリング
リストに送ってください。
オンラインでも変更セット、コメント、およびソースコードをブラウズできます。MySQL 5.1 のこの情報をブラウズするには、http://mysql.bkbits.net:8080/mysql-5.1 に進みます。