以下のリストに手短にMySQL クライアント プログラムとユーティリティ プログラムを記します。
オプション ファイルのオプション グループに存在するユーティリティです。項7.2. 「my_print_defaults — オプション ファイルから オプションを表示する」 を参照してください。
MyISAM
テーブル内のフルテキスト
インデックスの情報を表示するユーティリティです。項7.3. 「myisam_ftdump — フル テキスト インデックス情報を表示する」
を参照してください。
MyISAM
テーブルを修理、最適化、チェック、そして説明するユーティリティです。項7.4. 「myisamchk — MyISAM テーブル メンテナンス ユーティリティ」
を参照してください。
MyISAM
ログ
ファイルの内容を処理するユーティリティです。項7.5. 「myisamlog — Display MyISAM Log File Contents」
を参照してください。
読み取り専用の小型テーブルを生成するためにMyISAM
テーブルを圧縮するユーティリティです。項7.6. 「myisampack — 圧縮された、読み取り専用MyISAM テーブルを作成する。」
を参照してください。
インタラクティブにSQL ステートメントを書き込む、もしくはバッチモード内のファイルを使用してステートメントを実行するためのコマンド ライン ツールです。項7.7. 「mysql — MySQL コマンド ライン ツール」 を参照してください。
ホスト名、ユーザ名、そしてデータベース コンビネーションのアクセス権限をチェックするスクリプトです。項7.8. 「mysqlaccess — アクセス権限をチェックするクライアント」 を参照してください。
データベースの作成や削除、グラント テーブルのリロード、ディスクへのテーブルのフラッシュ、そしてログ ファイルの再オープンなどの管理オペレーションを実行するクライアント。mysqladminはサーバからバージョン、処理、そしてステータス情報の取得ができます。項7.9. 「mysqladmin — MySQL サーバの管理を行うクライアント」 を参照してください。
バイナリ ログからステートメントを読み取るためのユーティリティ。.クラッシュ状態からリカバーするために、バイナリ ログ ファイルに含まれる実行ステートメントのログを使用することができます。項7.10. 「mysqlbinlog — バイナリログファイルを処理するためのユーティリティ」 を参照してください。
テーブルのチェック、修理、分析、そして最適化を行うテーブル メンテナンスのクライアント。項7.11. 「mysqlcheck — テーブル メンテナンスと修復プログラム」 を参照してください。
MySQL データベースをSQL、テキスト、もしくは XML としてダンプするクライアント。項7.12. 「mysqldump — データベースバックアッププログラム」 を参照してください。
サーバ作動中に MyISAM
テーブルのバックアップを作成するユーティリティ。項7.13. 「mysqlhotcopy — データベースバックアッププログラム」
を参照してください。
LOAD DATA
INFILE
を使用してそれぞれのテーブルにテキスト
ファイルをインポートするクライアント。項7.14. 「mysqlimport — データインポートプログラム」
を参照してください。
データベース、カラム、そしてインデックスの情報を表示するクライアント。項7.15. 「mysqlshow — データベース、テーブル、カラム情報を表示します。」 を参照してください。
MySQL サーバのクライアント負荷をエミュレートし、各ステージのタイミングを報告するクライアント。複数のクライアントがサーバにアクセスしているかのように作動します。
パターンと合致するプロセスを抹消するユーティリティです。 項7.17. 「mysql_zap — パターンとマッチする処理を消去します。」.
システムあるいはMySQL エラー コードの意味を表示するユーティリティです。項7.18. 「perror — エラーコードの説明」 を参照してください。
インプット テキストで文字列を置換するユーティリティ プログラムです。項7.19. 「replace — 文字列置き換えユーティリティ」 を参照してください。
MySQL AB は管理や MySQL サーバとの使用のためにいくつかの GUI ツールも提供しています。これらについての基本的な情報に関しては、章 3. MySQL プログラムの使用 を参照してください。
各MySQL
プログラムが多くのさまざまなオプションを使用します。ほとんどの
MySQL プログラムには
--help
オプションがあり、このオプションを使用することにより、そのプログラムのすべてのオプションの説明を表示することができます。例えば、mysql
--help を試してみてください。
MySQL クライアント・サーバ ライブラリを使用してサーバと交信する MySQL クライアント プログラムは以下の環境変数を使用しています。
MYSQL_UNIX_PORT |
localhost への接続に使用される、デフォルト
Unix ソケットファイル |
MYSQL_TCP_PORT |
TCP/IP 接続に使用されるデフォルトのポート番号 |
MYSQL_PWD |
デフォルトパスワード |
MYSQL_DEBUG |
デバッグ中にトレースオプションをデバッグ |
TMPDIR |
テンポラリテーブルやテンポラリファイルが作成されるディレクトリ |
MYSQL_PWD
の使用は危険です。項4.8.6. 「パスワードのセキュリティ」
を参照してください。
オプション ファイルやコマンド ラインでオプションを指定することで、全ての標準プログラムで指定される環境変数値やデフォルト オプション値を重ね処理することができます。項3.3. 「プログラム・オプションの指定」 を参照してください。